腰椎分離症は、小学生高学年~中学生・高校生の成長期に多くみられるスポーツ障害の一つです。
腰の骨(腰椎)の一部に疲労骨折が起こり、骨が分離した状態を指します。
特に野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技など、腰を反らす・ひねる動作を繰り返すスポーツをしている子供に多く発生します。
お子様のこんな不安はありませんか?
- 運動後に腰が痛くなる
- 腰を反らすと痛みが強く出る
- 長時間立っていると腰がつらい
- 朝よりも夕方に腰痛が強い
- 成長期の子どもが「腰が痛い」と訴える
- 休むと少し良くなるが、運動するとまた痛い
- 骨に圧痛を感じる
このような症状をお子さんが訴えている場合、
腰椎分離症の可能性があります。

腰椎分離症とは?

腰椎分離症は、成長期のスポーツをしている子どもに多い腰の疲労骨折です。
腰の骨(腰椎)の後方部分にある
椎弓(ついきゅう)という部分に繰り返しの負担がかかることで、
骨に亀裂が入り分離してしまう状態です。
特に
👉 腰を反らす動作
👉 体をひねる動作
を繰り返すことで発症します。
痛みはあるが動けない事はないから練習を続けるというケースが非常に多く、
痛みが強くなり検査した時には、分離症を発症していたというのがパターンです。
また、重症例では骨が動き腰椎分離すべり症になって神経症状等を起こす場合もあります。
お子様が腰部に違和感を感じた場合はお早めにご相談ください!!
腰椎分離症の特徴
- 運動時・運動後の腰痛
- 腰を反らすと痛みが増す
- 押すと筋肉ではなく骨に痛みを感じる
- 下肢(脚)の硬さ、柔軟性の低下がある
- 安静にすると少し楽になる
- レントゲンやMRIで分離が確認されることがある
腰椎分離症の原因
成長期の骨の弱さ+繰り返される腰への負担です。
成長期の骨には、成長軟骨が多くまだ骨の強度が十分ではないという特徴があります。
そこに、腰を反らす、ひねる繰り返しジャンプするといった動作が重なることで、腰椎の一部に疲労骨折が起こります。
腰椎分離症は腰だけでなく、
身体全体のバランスが関係していることが多いです。
① 繰り返しのスポーツ動作
スポーツで
・腰を反る
・体をひねる
動作が繰り返されることで腰の骨にストレスが蓄積します。
・野球
・サッカー
・バレーボール
・バスケットボール
・体操
などの競技で発症する子が多いです。
② 股関節周り・下肢の柔軟性の低下
股関節が硬いと腰で代償動作が起こりやすくなります。
日常から負担が腰に集中してしまいます。
また、下肢の柔軟性の低下は身体のバランスを崩し反り腰になりやすくなります。
骨盤の動きの制限から腰に負担が増えます。
③ 体幹の筋力低下
体幹の安定性が低いと腰への負担が大きくなります。
腰椎分離症になっている子は体幹部の筋力が弱い、上手く使えていない
というのが非常に多いです。
逆にいえば、体幹部の安定性で予防にもなるし発症後の症状改善にも繋がります。
④ 胸椎の可動域低下
身体を捻ったり、反ったりする動作というのは、背骨全体(頸椎、胸椎、腰椎)が連動して動きを行います。
その中でも「胸椎」の動きというのはとても重要で、ここの動きが通常でないがために腰椎に負担がかかり
腰椎分離症などを発症する事もあります。
スポーツにおいて胸椎の動きはとても重要で、ここのコントロールが
怪我の予防・競技力向上のポイントになります。
腰椎分離症の治療
腰椎分離症は早期の対応が重要です。
当院では状態に合わせて施術を行います。
・運動量の調整
・患部への負担軽減
・炎症のコントロール
・体幹トレーニング
・股関節・下肢の柔軟性改善
・身体バランスの調整
痛みの改善だけでなく
再発しにくい身体づくりを目指します。
当院の治療方針
当院の治療は、痛みの少ない優しい施術で早期に痛みを取り除いていきます。
- 問診・検査
腰の状態だけでなく、姿勢や動作、運動量を詳しく確認します。 - 動作チェック
腰に負担のかかる動きやクセを評価します。 - 施術
腰だけでなく、股関節・太もも・体幹など全身を調整し、負担を減らします。 - 再検査
痛みや動作の変化を確認します。 - 物理療法(微弱電流など)
痛みの軽減や回復促進を目的に行います。 - 生活・運動指導
練習量や試合の有無を考慮し、無理のない復帰計画を立てます。
ストレッチや体幹トレーニングの指導も重要です。
保護者の方へ
腰椎分離症は、「ただの腰痛」と見過ごされやすい障害です。
しかし、放置すると痛みが長引く、分離が進行する、将来的に腰椎すべり症へ移行する、
といったリスクもあります。
腰椎分離症は早めのケアがとても重要です。
「そのうち治るだろう」と我慢させてしまうと、長期化することもあります。
お子さまの変化に気づけるのは親御さんだけです!!
お子さまの腰の痛みが気になる場合は、ぜひ一度、ご相談ください

